100811大塚国際美術館

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夏休みはどこかに出かけたいと思っていましたが、宿泊するには高くつくし家族4人の予定がなかなか合わない。さらにこの暑さ。どこか涼しく過ごせる所はないかなと探していると、先日白鳳関が挙式を挙げた徳島鳴門の大塚国際美術館が目に止まり、阿波踊りの前日の混みあう寸前に家族で(とはいっても銀行勤めの息子は出勤で不参加でしたが)出発。
ここなら奈良から2時間半。大鳴門橋を渡ってすぐでアクセスは抜群。駐車場からシャトルバスで2分ほどで到着です。
全館5階建て。地下3階、地上2階で地上は山の上に出ており地下は山の中をくり抜いて作られています。
大塚製薬が75周年の記念事業として1998年に建てたもので、世界190の美術館の1000点の美術作品のレプリカを原寸大で陶板に焼付け再現しており半永久的に保存可能なようです。

ホームページはこちら



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地下3階から入場すると眼前に圧倒的な大きさでバチカンのシスティーナ礼拝堂のフレスコ画が実物大で礼拝堂そのままを再現しています。
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作者はミケランジェロで天地創造、最後の審判が描かれていてこれだけでも充分価値のあるものです。
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時間によってここから1時間と2時間のコースで解説下さる説明員が付いてくれます。もちろん自由に見ることも可能ですが、ここは説明を聞きながら回ることをお勧めします。
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これはイタリア北部にあるスクロベーニ礼拝堂のフレスコ画です。これも規模が大きくすばらしい。
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エルグレコの大祭壇衝立の復元です。この衝立の復元だけで何億とかかったようです。005.gif
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これは古代の間の棺の再現。ここの展示物はほとんどが手で触れる上、写真撮影が可能です。
レプリカとはいえ、実際の美術館では絶対できないことが可能なことはここの最大の特典です。
前のおじさんが解説係の方でなかなか味のある説明でした。
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また、このアートくんというロボットが自走して解説してくれます。
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地下3階は古代から中世の絵が系統的に展示されており、さいごのモザイク画は最後の晩餐です。
キリストが中央ではなく左端に位置し、反逆者のユダがはっきりしません。時代が旧約聖書のころの絵だからでしょう。
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B2にあがると外に出られます。ここはモネの大睡蓮の間となっており、実物の睡蓮もこのように展示されています。
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これが大睡蓮の壁画です。
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この薄紫の睡蓮はモネが絵に描きたかったようですが、この種は温度が低いと育たなかったようです。
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有名なアンジェリコ、フラの受胎告知。
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ここには何点かの受胎告知の絵があるのですがこの絵だけが天使もマリアも何も持たず対等にマリアに向かって敬虔に手を組んでいます。このように対等に描かれることがまさにルネサンス的なのだそうです。
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これも受胎告知ですがこの絵は漫画のはしりで、吹き出しこそありませんが言葉が描かれています。
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これも今までのマリアとキリストの描き方と違い、一般の人間と同じように対等な立場で描かれていることがルネサンス様式なのだそうです。
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ボッティチェッリのビーナス誕生。
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これも有名ですね。
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この絵は写真では判りにくいですが、壁面いっぱいの大きな絵です。圧倒されます。
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そして有名なダヴィンチの最後の晩餐です。これは修復がなされる前の方で、すでにダヴィンチが生きていた頃から絵の腐食が進み始めていたようで、その後多数の手により修復されながら最近に至ったようです。その対面に修復後の絵が配置されていて違いが良くわかります。
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修復はダヴィンチの描いた絵の具とは違う部分を取り去り、作画当時を再現したようです。
したがって、実際今はこのような感じになっているようです。この違いを見られるのもここだけだそうです。
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そして、やはりここでも人気の高いのがダヴィンチのモナ・リザです。
さして大きくもないこの絵は謎が多く、ダヴィンチが手元においていた数少ない絵の1枚だったそうです。ルーブルではガラス越しに遠くから大勢の人の中でしか見られませんが、ここでは近寄って触れます。
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ここまで約2時間2フロアを解説付きで回りました。それから1Fの地上に上がって、このレストランの建物で昼食を取りました。
本来はB2のバロックに戻るのが順路でしたがそのまま1Fの近代画へと進みました。
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これは有名なピカソのゲルニカ。
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シャガールの絵もあります。
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ご存知、ムンクの叫び。
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一瞬、写真かと思うような素晴らしい作品。
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これも有名。
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ゴッホの有名な絵も色々。
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ナポレオン1世とジョセフィーヌ戴冠。
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セザンヌの代表作。
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ゴーギャンの数々の代表作。レプリカでも良いから欲しい!
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ミレーの作品。
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クロード・モネでラ・ジャポネーズ
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マネの草上の昼食  なぜに裸なのか?
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同じくマネの笛を吹く少年。
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ルノワールの作品群。素晴らしい。
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ドガの踊り子。
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スーラです。
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ドラクロワ 民衆を導く自由の女神
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アングルも素晴らしい作品です。写真ですね。
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ゴヤ 着衣のマハ
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同じくゴヤで 裸のマハ
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ここは少し戻って祭壇画の間です。
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そこにあったアダムとイヴ。
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バロック ホッペマ、メインデルト ニッデルハルニスの並木道
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ルイ14世の肖像
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ムリーリョ、バルトロメ無原罪の御宿り
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ムリーリョ、バルトロメロザリオの聖母
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えび足の少年
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こんなだまし絵もありました。
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B2にはモネの睡蓮の間に平行し喫茶室もあり、ここで休憩しました。
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喫茶ルームから見渡すとこんな感じ。
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最後に見落としていたフェルメールの部屋に行き、真珠の耳飾の少女も見ることができました。
B3にはミュージアムショップとカフェもあって1日充分に楽しめます。
しかしここは1日では見切れません。また今度改めて行ってみたいと思います。
レプリカとはいえここまでやると立派な資産ですね。世界の名画を一同に見ることができ、3150円の入場料は決して高いとは思えませんでした。
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by ykuromatu | 2010-08-13 13:12 | コンサート・美術


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